


東京: イラク訪問中の茂木敏充外務大臣は、土曜日、フアード・フセイン氏とバグダッドで会談し、日本政府がイラク南部のバスラ製油所改良計画に対し供与限度額327億円の低金利の円借款を供与する方針であることを伝達した。
茂木外相のイラク訪問は、日本の外相としては15年ぶりであり、今回の訪問は安全上の理由から事前に公表されていなかった。
会談で茂木外相とフセイン氏は、現在タリバンの支配下にあるアフガニスタン情勢など地域問題についての意見交換を行った。
茂木外相が、自由で開かれたインド太平洋の実現に向けた日本のイニシアチブが中東の発展に貢献すると確信していると述べたのに対し、フセイン氏は、そのイニシアチブの下で示される法の支配の重要性を信じていると述べた。
会談後、茂木外相はイラクのムスタファ・アル・カディミ首相とバルハム・サーレハ大統領大統領を表敬訪問した。
時事通信