
カルドン・アズハリ
東京:菅義偉首相が金曜日(9月3日)、自民党の総裁選挙に立候補しないことを表明したことから日本の政界に衝撃が走った。今月の任期をもって事実上首相を退任することとなる。
日本の憲法によると、衆議院の議席の大半を占める党首が首相になる。
菅氏は「コロナ対応に集中したい」として、今回の決定を正当化したと報じられている。党内の支持率が下がり続けているため、総裁選での再選は難しいと見ているようだ。
菅氏は3日午前中、自民党の役員会議で二階幹事長に会った。これまでのところ菅氏は、党の重鎮でいわゆるキングメーカーである二階氏を交替し、新政権を樹立することを望んでいた。
菅氏の意向を受けて二階氏は、総裁選は予定通り9月29日に行われると述べた。
政府のコロナ対策への不満が広がり、日本の世論調査で菅政権に対する国民の支持率が心理的に微妙な30%を下回っている。
日本の感染者は153万人に達し、16,216人が死亡した。130万人以上の人々が感染から回復したもの、2100人近くが深刻な健康状態にある。
日本の首相レースは新たな構図で展開される見込みで、現在、党員の間で一致した有力候補はいないものの、最有力候補は岸田文雄元外相である。
菅氏は昨年9月14日、安倍晋三首相が健康上の理由により辞任したことを受けて自民党総裁に選出され、2日後に首相に任命された。