ブリュッセル時事: 欧州連合(EU)加盟国は8日の大使級会合で、新型コロナウイルス対策をめぐり、日本など6カ国をEUへの不要不急の入域を原則禁じる規制措置の適用対象とすることに合意した。感染の拡大状況を踏まえた。AFP通信が報じた。
日本がEUの「安全国」リストから外れるのは約3カ月ぶり。週内にも正式決定する。実際に入国を制限するかどうかはEU各国が個別に判断する。適用されれば日本からの観光目的での渡航は原則的にできなくなる。
EUで承認済みのコロナワクチンの接種を完了していれば、渡航理由にかかわらず入国が認められる場合もある。ただ、日本の接種証明書が有効かどうかなど各国の対応を渡航前に確認することが必要だ。
感染力の強いデルタ株などが世界的に拡散する中、EUは入域規制の対象を拡大させている。8月末には米国も「安全国」から除外した。
時事通信