
イスラム主義組織タリバンが実権を掌握したアフガニスタンから陸路で退避したアフガン人数人が12日夜、成田空港に到着した。日本関係のアフガン人協力者が脱出して日本に着いたのは初めて。
到着したのは、日本政府が退避の対象としていた国際協力機構(JICA)の現地スタッフと家族。陸路で隣国パキスタンのイスラマバードに避難し、カタールのドーハ経由で日本に向かっていた。
到着した人たちは、外務省などの関係者に囲まれて、しっかりした足取りで空港に降り立った。
日本政府は8月下旬、日本人やアフガン人協力者らの救出を目指して自衛隊機を派遣したが、退避させたのは日本人1人と米国に依頼されたアフガン人14人にとどまっていた。
時事通信