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震度5強 東京巨大地震の予兆か

関東周辺は4つのプレートが重なっている世界で最も地震が発生しやすい地域の一つで「地震の巣」と呼ばれている。(AFP)
関東周辺は4つのプレートが重なっている世界で最も地震が発生しやすい地域の一つで「地震の巣」と呼ばれている。(AFP)
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09 Oct 2021 10:10:49 GMT9
09 Oct 2021 10:10:49 GMT9
アラブニュース・ジャパン
 
東京:東京を含む関東周辺は長い間大きな地震が発生すると言われており、木曜日の千葉県北西部を震源とする地震は短い前触れのようだった。
 
関東周辺は4つのプレートが重なっている世界で最も地震が発生しやすい地域の一つで「地震の巣」と呼ばれている。
 
木曜日は、海のプレート2枚(太平洋プレート、フィリピン海プレート)が陸のプレート(北米プレート)の下に沈み込んだ。
 
海のプレート2枚は年に数センチから十数センチ移動し、境界部や内部に「ひずみ」が蓄積される。蓄積されたひずみが限界に達すると、元の状態に戻る時に放出される弾みで地震が発生する。 
 
気象庁によると,この地震は2つの海プレート2枚の境界で発生したとみられる。 
 
首都直下地震の可能性について、気象庁の地震津波監視課長である束田進也氏は「今回の地震は想定されている地震より震源が深く、規模も小さい」と説明した。 
 
今後30年以内に東京で大地震が発生する確率は70%に達し、政府は震源の場所ごとに19のパターンを想定している。 
 
千葉市付近の場合、マグニチュード7.3、深さ約30~60kmの地震が想定されている。今回の地震はM5.9で深さ75km、震源から北西に30~40キロ離れた東京都足立区と埼玉県川口市で震度5強(10段階の7番目)が観測された。 
 
震源地から離れた地域が強く揺れた理由について、束田氏は日本のメディアのインタビューに「昔の川沿いなど、地盤が軟らかい場所で震度が大きめに出たのだろう」と述べた。
 
千葉県北西部では過去に地震が繰り返し起きている。M6.0以上の地震は1928年以降6回観測されている。政府の平田直地震調査委員長(東京大学名誉教授)は読売新聞の取材に、「住宅などがダメージを受けた恐れがある。今後、同じ地域で同じような震度の地震が起きれば、より大きな被害が出るリスクがある」と注意を呼びかけている。
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