
アラブニュース
ジェッダ:イスラム革命防衛隊と関係がある貨物機がちょうどシリア北部のアレッポ空港に着陸しようとしていたときにイスラエルが同港を空爆し、滑走路が使えなくなった様子が新しい衛星写真に写っていた。
イランは、ヒズボラを含むシリアとレバノンの仲間に武器を届けるために空路の利用を増やしている。それを妨害するために、イスラエルがシリアの空港への攻撃を強めたことが衛生写真によって確認された。
31日の空爆の直前、ヤス・エアが運航しているアントノフAn-74貨物機のトランスポンダー信号が、同機が同港に着陸しようとしていることを知らせた。ヤス・エアは、革命防衛隊の代わりに武器を輸送しているとして米財務省から制裁を受けている。
イスラエルはダマスカス空港にも空爆を行い、設備に損害を与えた。こうした攻撃は、6月にイスラエルによる空爆で滑走路が2週間使用不能になって以来、2度目だ。
地元の外交筋は、今回の空爆はイスラエルの標的の変化を示すものだと述べた。「イスラエルは、イランがレバノンへの弾薬供給に使っているインフラを攻撃し始めた」
オムラン戦略研究センターのアナリスト、ナワル・シャアバン氏は、今回の空爆はイランが関与を強めている場所を知る手掛かりにもなると語った。「危ない話だが、空爆されている地域を見ると、イランが関与している地域がさらに広がっていることがわかる。我々は新しい地域が空爆されるのを見るたびに、『おお、イスラエルがそこを攻撃したのか』というリアクションを取る。しかし、我々が言うべきせりふは、『イランがそこまで来ている』だ」