
東京:31日の選挙で日本の岸田文雄首相率いる連立与党は政権を維持する見通しだが、彼の党は打撃を受けると予想され、これにより世界第3位の経済大国は政治的に不安定となる可能性がある。
公共放送NHKによる出口調査では、岸田氏率いる自由民主党(自民党)が衆議院で単独過半数を維持できるかどうかは予断を許さない状況。しかし、従属的パートナーを合わせた連立与党は政権を維持する見通し。
NHKによると、自民・公明連立政権は衆議院で、過半数に必要な233議席を上回る239〜288議席を獲得する見込み。自民党は212〜255議席を獲得するとの予想。
今回の投票結果は、今月始めの首相就任直後に選挙を呼びかけた岸田氏と、新型コロナウイルスのパンデミックへの対応を誤ったと見なされ非難を受けてきた自民党にとっての試金石だった。
すでに岸田氏は、貧困層に支援を行う一方で防衛費を大幅に増額して中国に対し強硬路線を取る、という政策の推進に苦戦している。
ロイター