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天皇陛下「若い世代の交流に期待」=インドネシア訪問前に会見

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15 Jun 2023 10:06:35 GMT9
15 Jun 2023 10:06:35 GMT9

天皇陛下は15日午後、17日からのインドネシア公式訪問を前に、皇居・宮殿「石橋の間」で記者会見された。「わが国とインドネシアの若い世代の交流がより一層活発になり、両国間の交流と友好親善がさらに深まることを期待しています」と抱負を述べた。

陛下は、2004年にスマトラ島沖地震が発生し、同国で多くの人が亡くなったことに「大変心の痛むことでした」と述べた。その上で、東日本大震災の被災地に対する同国の支援に感謝の意を示した。

今回の訪問では大学などを訪れ、日本語を学ぶ学生とも面会する。陛下は「こうした人たちが日本との関わりの中で豊かな経験を積み、活躍していかれることや、日本の同世代の人たちとの交流を深めていかれることを期待しています」と語った。 

日本が1945年までの約3年間、同国を占領下に置いた歴史にも言及。両国の関係に「難しい時期がありました」とし、「過去の歴史に対する理解を深め、平和を愛する心を育んでいくことが大切ではないか」と述べた。

国際親善目的の外国訪問については「皇室が果たすべき役割の中でも重要な柱の一つ」と話した。療養中の皇后さまを伴った訪問となったことには「うれしく思います」とし、「引き続き体調に気を付けながら訪問を無事に務めてくれれば」と気遣った。

時事通信

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