
ワシントン:アントニー・ブリンケン米国務長官は、ガザ停戦を妨げているのはハマスだけであり、武装勢力は土曜日に代表団を会談のためにカイロに送り返す準備をしていると述べた。
「我々は、ハマスが停戦と人質解放について、事実上イエスと答えられるかどうかを待っている」
「現時点での現実は、ガザの人々と停戦の間に立っているのはハマスだけだ」
ブリンケン氏は、ハマスとの交渉の難しさを指摘した。米国がはハマスをテロリスト集団とみなし、直接の関わりを持たずいない。イスラエルは排除を宣言している。
カタールやエジプトを通じて間接的に関与しているハマスの指導者たちは、ガザの外に住んでいる」
「最終的な意思決定者は、実際にガザにいる人々であり、我々と直接接触することはできない」
ブリンケン氏は、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相をはじめとするトップリーダーたちと懇談した中東訪問の2日後、アリゾナ州にあるマケイン研究所のセドナ・フォーラムで開かれた夕食会で演説した。
ネタニヤフ首相はブリンケン氏との会談に先立ち、人質解放を含む一時停戦交渉の結果にかかわらず、ハマス根絶のためにガザ南部の都市ラファへの攻撃を進めると宣言した。
ジョー・バイデン大統領の政権は、ネタニヤフ政権に対し、10月7日のハマスによる攻撃に対するイスラエルの攻撃から逃れ、約140万人のパレスチナ人が避難しているラファへの攻撃を行わないよう繰り返し警告してきた。
ブリンケン氏は、軍事的・外交的支援を米国に依存するイスラエルは、「ラファで危険にさらされている民間人を本当に保護するための信頼できる計画をまだ提示していない」と述べた。
「そのような計画がない限り、我々はラファでの大規模な軍事作戦を支持することはできない」
AFP