Since 1975
日本語で読むアラビアのニュース
  • facebook
  • twitter
  • Home
  • 日本
  • イラン、核開発問題交渉が手詰まり感を見せるなか、ロウハニ大統領の訪日を提案―共同

イラン、核開発問題交渉が手詰まり感を見せるなか、ロウハニ大統領の訪日を提案―共同

イランのアッバス・アラグチ政務担当外務次官は、ロウハニ大統領の特使として2日間の日程で日本を訪れた際、日本側にこの提案を伝えた。(AFP/ファイル)
イランのアッバス・アラグチ政務担当外務次官は、ロウハニ大統領の特使として2日間の日程で日本を訪れた際、日本側にこの提案を伝えた。(AFP/ファイル)
Short Url:
04 Dec 2019 01:12:41 GMT9
04 Dec 2019 01:12:41 GMT9

ドバイ:共同通信は火曜日、イランがロウハニ大統領の訪日を提案したと報道した。日本はアメリカの同盟国であると同時にイランとも緊密な関係を築いており、イランは難航するアメリカとの核開発問題交渉に関して打開策を見出したい考えだ。

共同通信は上級外交官の話として、ロウハニ大統領の特使として2日間の日程で東京を訪れていたアッバス・アラグチ政務担当外務次官がこの提案を日本側に伝えたと報道した。

記事では「イランは早期にロウハニ大統領による日本訪問を実現させたがっているようだが、日本はこの提案を慎重に検討すると見られる」している。

日本はアメリカとイランの両方と友好的な関係を維持しており、これまでには、アメリカが支援するシャーを権力の座から追い払った1979年のイスラム革命から間もなくして国交を断絶した両国の間にある緊張の緩和をアシストしようとしたこともあった。

日本の外務省報道官は、イラン大統領による訪日に関する情報は一切ないと発表した。

トランプ大統領が6カ国の間で結ばれた2015年の核合意からの離脱を表明し、イランへの制裁を再開することで同国経済が混乱に陥った昨年以来、アメリカとイランとの間では緊張が高まっている。

トランプ大統領と良好な関係にある日本の安倍晋三首相は6月にイランを訪れ、イランとアメリカの両国が直接対話を再開させ、緊張関係の緩和を目指すよう説得を試みた。イランはアメリカが核合意に戻り、イランに対する全ての制裁を解除しない限りアメリカと対話を行う可能性はないとしている。

核合意はイランの核開発を制限する代わりに、関係国がイランに対する制裁の大部分を解除するというものだが、イランはアメリカによる「最大限の圧力」への対抗として、この合意の履行に関する自分たちの取り組みを少しずつ縮小させている。

アメリカによる制裁を受けてイランからの原油輸入を取りやめた日本だが、原油供給のほとんどを中東に頼っており、同地域の安定を望んでいる。

日本は10月、日本関係船の護衛を目的に海上自衛隊を中東に派遣する計画を発表したが、商船を護衛するとしたアメリカの有志連合への参加は断った。

イランは、石油タンカーが航行する海域の安全はアラビア湾/アラビア湾沿岸諸国で担えるとし、同海域における船舶保護を目的に同盟を組むというアメリカの取り組みを批判している。

ロイター

特に人気
オススメ

return to top