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「障害者職員」言及、安倍首相に批判=「桜」名簿廃棄の遅延理由で

04 Dec 2019 05:12:05 GMT9

「桜を見る会」招待者名簿を内閣府が廃棄していた問題で、担当職員は「障害者雇用」であると言及した安倍晋三首相の国会答弁に批判が相次いでいる。名簿廃棄と障害者雇用を関連付けて、社会的弱者に配慮を欠いた発言と受け取られたためだ。

首相は2日の参院本会議で、4月に使用を終えた名簿の廃棄が5月9日まで遅れた理由について、大型シュレッダーの操作を担当する非常勤職員の日程調整などのためだと説明。この担当者は「障害者雇用の短時間勤務職員」と明かした。

4日の参院本会議では、パラリンピック出場経験もある国民民主党の横沢高徳氏が車いすで登壇。首相答弁を取り上げ「激しい違和感を覚えた。もし健常者なら『健常者雇用の…』と言ったのか」と抗議した。

重度障害を持つれいわ新選組の舩後靖彦参院議員もコメントを出し、「障害者雇用のために破棄に時間がかかった理由のように語られるのは不適切だ」と批判。インターネット交流サイト(SNS)などでは、「障害者雇用のせいにするなんて許しがたい」といった批判が出ている。

首相は6月にも、大阪城再建時のエレベーター設置を「大きなミス」と語り、批判を浴びた。障害者雇用に触れた理由について、菅義偉官房長官は4日の記者会見で「無理なく、余裕を持って作業できる時間を確保する必要があったということを説明した」と述べ、問題ないとの認識を示した。

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