
台北
12月4日水曜日、台湾の蔡英文総統が日本の高校生と教員にサプライズを仕掛けた。総統府に来ていたこの一行の前に、総統は思いがけず姿を現した。
西日本の愛媛県松山城南高校から来た生徒たち60人と教員5人の総勢65名は、4泊の修学旅行で2日月曜日から台湾に来ていた。
日本の来客たちと写真を撮ったり、握手をしたりして、蔡総統はおよそ10分間交流を図った。
総統は自分が猫好きであることを強調し、自分の猫を抱いた自らの等身大パネルの横に立ち、来客にその猫の名前を説明した。
蔡総統がタピオカミルクティーをもう飲んだかどうか尋ねると、生徒たちは笑みをたたえ「はい」と答えた。
城南高校一行の旅程には、地元の専門学校生との会合、総統府の見学、地元の肉饅づくりが組み込まれている。
台湾は日本の修学旅行の行き先として人気が出ている。これは台湾の治安が良いという評判や、日本に好意的な台湾の民意に支えられている。
日本の文部科学省による最新調査では、2017年度に日本にある332校の高校生たちが台湾を訪れていたという。修学旅行で行く海外の行き先として最も多いのは台湾であり、2番目はアメリカ合衆国で208校だった。
時事通信社