
河野太郎防衛相は6日の記者会見で、政府が中東シーレーン(海上交通路)の安全確保のため検討する自衛隊派遣について、イランから「ネガティブな反応はない」と述べ、米国と対立するイランの理解を得ているとの認識を示した。
河野氏は、派遣の検討状況について「イランにも透明性を持って説明している。先方の担当大臣との電話会談などを含め、やりとりをいろいろしてきている」と説明。電話会談の時期や、やりとりの詳細は明かさなかった。
政府は自衛隊派遣の検討と並行し、中東の緊張緩和に向けた外交努力を続けている。今月下旬にはイランのロウハニ大統領が訪日し、安倍晋三首相と会談する方向で調整している。
JIJI Press