国土交通省は1日までに、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染拡大を防ぐため、日本への到着便を運航する国内外すべての航空会社に対し、到着便の搭乗予約の新規受け付けを停止するよう要請した。当面12月末まで1カ月間の措置。日本航空と全日本空輸は要請を受け、1日から新規予約の受け付けを停止した。
今回の措置により、予約を取っていなかった海外在住の日本人が年末年始に帰国できなくなる事態も想定される。
政府はオミクロン株の感染が各国で広がったことを受け、緊急避難的な予防措置として11月末から全世界を対象に外国人の入国を原則として禁止している。水際での対策をさらに徹底するため、到着便の新規予約を停止させる。
両社によると、12月は年末年始に合わせて帰省する海外在住者から帰国便の予約が増えていた。既に手続きが完了した予約は有効とする。新たな予約の受け付けは12月末まで見合わせるが、感染状況次第では月末を待たずに対応を見直す可能性もあるという。
時事通信