カルドン・アズハリ
東京:クウェートと日本の国交樹立60周年を記念して本日、ハサン・モハメッド・ザマーン・在京クウェート大使主催による写真展が同国大使館において開催された。このイベントには日本の高官や外交官、在日のクウェート、アラブ諸国の友人が参加した。
展示された数々の写真には、エネルギー協力をはじめ王室、首脳会談など様々な分野における両国の関係と歴史が反映されている。
クウェートのアハマド・ナーセル・アルモハンマド・アルサバーハ外相は録音メッセージで、クウェートのシェイク・ナウワーフ・アルアハマド・アルジャーベル・アルサバーハ首長や同国指導者らを代表して、日本政府と国民に対する祝辞を述べた。
アルサバーハ外相は「親密な両国の歴史に深く根付いた関係をお慶び申し上げる。1961年の草創期には、両国の関係は二国間関係の模範であったことが誇りをもって思い出される。また両国の関係が数十年にもわたって尋常ならざるものであり、国際関係の急速な変化に伴いもたらされた幾多もの困難にも屈しない強靭なものであったことも、また誇りと称賛をもって思い出されます」と述べた。
クウェートと日本の関係は1950年代に始まったが、1958年にクウェートがアラビア石油に石油とガスの採掘権を供与することで合意したことを契機として発展。この合意は、この分野における日本の民間企業との協力において最も重要な側面の一つとなった。まだクウェートと日本が外交関係を樹立する前の1958年に初めて日本に石油が輸出された。
1961年の今日、日本はクウェート国の独立を承認する最初の国の一つとなり、 その後両国は大使の交換に同意した。
2020年の貿易額は17億ドルに達した。クウェートは日本の主要原油供給国でもある。
ザマーン大使は、1990年8月2日のイラクによるクウェート侵攻への日本の対応を強調し、「日本はクウェートの権利を支持し、国連軍に130億ドルを支援、クウェート解放まで国際的な努力を支えてきた」と称賛した。
また本田太郎外務政務官は、「日本政府を代表して両国の国交樹立60周年に心からお祝い申し上げる。特に両国関係がエネルギー分野に限らず、政治・経済・文化など幅広い分野で着実に発展してきていることを嬉ばしく思う」と祝辞を述べた。