
23日に着任したエマニュエル新駐日米大使は24日、ビデオメッセージを公表し、日米同盟について、インド太平洋地域における「無限の可能性と希望を照らす灯台だ」と述べ、両国の協力の重要性を強調した。
エマニュエル氏は中国やロシアなどの権威主義国を念頭に、日米が推進してきた「民主的なルールに基づく秩序が脅かされている」と指摘。「重要な岐路に立っている」とし、「どんな相手にも日米は決してひるまない。これから3年間の日米協力が今後30年間の両国の立ち位置を決定する」と語り、「仕事に取り掛かろう」と呼び掛けた。
オバマ政権で大統領首席補佐官を務めるなど「豪腕」として知られるエマニュエル氏は自身を「控えめな性格ではない」と紹介。「旧知の仲で、大切な友人」とバイデン大統領との親密さもアピールした。
時事通信