
大阪市高速電気軌道(大阪メトロ)のグループ会社、大阪シティバスは16日、大阪市内で報道陣向けに自動運転バスの試乗会を行った。同社は2020年度に市内湾岸部で自動運転バスの運行を始めたい考え。
試乗会では、フランスのナビヤ社製「アルマ」を使用。車内にハンドルはなく、手動運転時はコントローラーで指示する。障害物にぶつかりそうな時は、スタッフが緊急ブレーキボタンを押して停車させる。実際に運行する車両は未定。
大阪シティバスはまた、23日から来年1月19日まで自動運転バスの実証実験を行う。実験では、日野自動車製の「日野ポンチョ」を改造した自動運転バスを使用。自動運転の精度向上を目指し、課題を抽出する。
大阪シティバスは、25年国際博覧会(大阪・関西万博)で会場となる人工島・夢洲(ゆめしま)で、移動手段として活用することも視野に入れている。
Jiji Press