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イラン大統領、自衛隊派遣に理解示す=安倍首相、核合意停止に懸念

イランのハッサン・ロウハニ大統領(左)は、2019年12月20日に東京の首相官邸で開かれる前に、日本の安倍晋三首相と握手を交わす。(AFP)
イランのハッサン・ロウハニ大統領(左)は、2019年12月20日に東京の首相官邸で開かれる前に、日本の安倍晋三首相と握手を交わす。(AFP)
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20 Dec 2019 07:12:51 GMT9
20 Dec 2019 07:12:51 GMT9

安倍晋三首相は20日夕、イランのロウハニ大統領と首相官邸で会談した。首相が27日に閣議決定する方針の中東への自衛隊派遣計画について説明したのに対し、ロウハニ師は「自らのイニシアチブにより、航行の安全確保に貢献する日本の意図を理解し、透明性を持ってイランに説明していることを評価する」と述べた。

 首相は「核合意の完全な履行と、地域の平和と安定のために建設的な役割を果たしていくことを期待する」として、イランが5月から行っている履行停止措置に懸念を表明。国際原子力機関(IAEA)との協力の重要性も訴え、「日本として地域情勢の安定化のためできる限りの役割を果たす」と伝えた。

 ロウハニ師は「米国の一方的な、非合理的な離脱を強く非難する」と、米国の核合意離脱を重ねて批判。イランが主導する船舶航行の安全確保に向けた取り組みへの日本の支援を要請した。首相は「域内諸国の参加を得て、緊張緩和に資する取り組みになるならば期待する」と応じた。

 イラン大統領の来日は2000年10月のハタミ大統領(当時)以来19年ぶり。今年6月の首相のイラン訪問を受け、イラン側から呼び掛けがあったという。首相とロウハニ師の会談は、9月に米ニューヨークでの国連総会の際に行われて以来。 

 イラン側には、ロウハニ師の日本訪問で国際的な孤立状況を打開したい狙いがあるとみられる。

時事通信社

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