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駐日ウクライナ大使「プーチンは核兵器の使用をいとわない可能性がある」

コルスンスキー大使は、あらゆる事態の悪化を回避するため友好国を頼りにしていると述べた。(AFP通信)
コルスンスキー大使は、あらゆる事態の悪化を回避するため友好国を頼りにしていると述べた。(AFP通信)
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11 Mar 2022 09:03:21 GMT9
11 Mar 2022 09:03:21 GMT9

東京:セルギー・コルスンスキー駐日ウクライナ大使は11日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、ロシアの侵攻に対するウクライナの決死の抵抗に直面した場合、ウクライナに対する核兵器の使用に前向きになる可能性があるとの見解を示した。

「われわれは最後まで戦います。ロシアが管理する国で生活をするつもりはありません」。コルスンスキー大使は、ロイター通信とのインタビューでそのように述べた。

「プーチンが考えているように、われわれが政府を転覆させてロシアを受け入れるという状態になるまで、(プーチンが)われわれを脅かすことができるなどと信じる根拠はありません。ありえません。したがって、彼は核兵器を実際に使う可能性があるのです」

2月末、プーチン氏は北大西洋条約機構(NATO)の指導者らによる同氏のいう「攻撃的な声明」と、ロシア政府に対する西側諸国による経済制裁を引き合いに出し、核兵器を取り扱う抑止部隊に特別警戒態勢を取らせるよう、軍司令部に命じた。

プーチン大統領が、核兵器を使用すると直接的に脅迫したことはまだない。しかし、同氏が2月、ウクライナでの軍事作戦の実施を宣言した際、ロシアの強力な核戦力に言及したあとに次のように述べた。「われわれを妨害しようとする者は誰であれ、ロシアの対応が即座になされることを知っておかなければならない。そしてそれは、妨害者がかつて経験したことのない結果をもたらすことになるだろう」

そうした事態の悪化を防ぐため、ウクライナは友好国を頼りにしていると、コルスンスキー大使は語った。

「われわれは友好国と連携するよう努めています。核兵器に関する状況を監視するすべを知っている、主要な核保有国です。そうすることで、プーチンによる核の使用を防ぐことができるでしょう」

ロシア政府は自国のウクライナにおける活動を「特別軍事作戦」と称しており、西側を支持する隣国・ウクライナの「非武装化」と「非ナチ化」を進め、ウクライナ政府のNATO加盟を防ぐことを目指すとしている。

ロイター

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