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日米の海兵隊が協力関係の深化の印として空挺攻撃演習を実施

15日に富士山麓の丘で行われた演習には、日本の水陸機動団(ARDB)の400人の部隊と600人の米海兵隊員が参加した。(AFP通信)
15日に富士山麓の丘で行われた演習には、日本の水陸機動団(ARDB)の400人の部隊と600人の米海兵隊員が参加した。(AFP通信)
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15 Mar 2022 10:03:03 GMT9
15 Mar 2022 10:03:03 GMT9

東京:日米の軍事協力の深化の印として、日本の自衛隊と米海兵隊が15日、初めて空挺上陸攻撃演習を共同で実施した。

日本は今年、中国の軍事的主張の高まりを前に、策定から10年が経過する国家安全保障戦略の改訂を行っている。防衛政策大綱の改訂により、日本は地域の安全保障において、米国政府と共により積極的な役割を果たすことが求められると見込まれている。

15日に富士山麓の丘で行われた演習には、日本の水陸機動団(ARDB)の400人の部隊と600人の米海兵隊員が参加した。これは、両同盟国間の相互運用性を磨く3週間の合同演習の一部だ。演習では、ティルトローター機の部隊輸送機オスプレイが使用された。

「この訓練の本当の意義は、海兵隊と水陸機動団が10年前には考えられなかったような真剣な戦闘訓練を行っていることだ」と、米海兵隊退役兵で、日本が水陸両用部隊を設立した時に連絡将校として助言を行ったグラント・ニューシャム大佐が語った。

「これは日米がより強固に結びついていることを示すものだ」

2018年に立ち上がった水陸機動団は、第二次世界大戦以降では初の日本の海兵隊であり、東シナ海の端にある南西諸島の防衛を強化するために創設されたものだ。

ヘリコプター、オスプレイ、水陸両用上陸用舟艇を使って占領された島々を奪還する訓練を受けた約1500人の兵士から成るこの部隊は、日本の島々に対する中国の攻撃に対抗する上で最初に行動する部隊の1つとなる可能性が高い。

日本が支配する東シナ海の無人島をめぐる日本との領有権争いで膠着状態に陥っている中国は、自国の領有権を主張するため、日常的に船舶を派遣している。

共同演習は、ロシアのウクライナ侵攻が東アジアに新たな安全保障不安をもたらしている中で行われた。この東アジアでは、中国が香港弾圧に続いて台湾に圧力をかけている。日本はまた、極東の基地から活動し、中国軍とますます協力を深めているロシア軍とも対峙している。

ロシア政府はウクライナでの軍事行動を「特別作戦」と表現している。

ロイター

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