
米当局は4月7日、日本の犯罪組織「ヤクザ」の幹部とタイ人男性3人を逮捕したと発表した。容疑者らはヘロインや覚醒剤を不法に売買し、ミャンマーとスリランカの反政府勢力のためとして地対空ミサイルを入手しようとした疑いがある。
司法当局によると、エビサワ・タケシ、ソンパック・ルクラサラネー、ソンポブ・シンガシリ、スクサン・ジュラナンの4容疑者は、4日と5日にニューヨークで逮捕された。容疑は麻薬・武器取引とマネーローンダリングであった。
容疑者らは、少なくとも2019年からタイにいる米麻薬取締局の捜査官によって捜査されていた。ミャンマーの反政府勢力であるワ州連合軍から入手した大量のヘロインと覚醒剤を、覆面捜査官に売るよう手配していた。
一方、エビサワ容疑者はスリランカのタミル・イーラム解放のトラ(LTTE、通称タミル・タイガー)や、政府軍と長年争っている少数民族勢力であるワ州連合軍、カレン民族同盟、シャン州軍向けに自動小銃やロケット弾、機関銃、地対空ミサイルを購入しようとしていた。
2021年2月3日、エビサワ容疑者とその仲間はコペンハーゲンに向かった際、DEAの覆面捜査官とデンマーク警察の覆面捜査官2人から、機関銃や対戦車ロケットなど、表向きは販売用の米軍兵器の数々を見せられた。
彼らはエビサワ容疑者に航空機を標的としたスティンガーミサイルの写真とビデオも見せた。
「我々は、エビサワ氏とその共謀者が、おとり捜査中のDEA捜査官と取引を行い、強力な武器を購入し、大量の違法薬物を販売したと申し立てている」と司法当局は述べた。
「麻薬はニューヨークのストリートで売られ、武器は情勢が不安定な国の反政府集団に送られる予定だった」
司法当局によると、エビサワ容疑者は「ヤクザの国際組織の幹部」であった。「ヤクザ」は日本の犯罪組織の総称だ。
ジュラナン容疑者はタイとアメリカの二重国籍を持ち、シンガシリ容疑者とルクラサラニー容疑者はタイ国籍である。
訴状によると、エビサワ容疑者は捜査中、DEAの覆面捜査官に、ジュラナン容疑者はタイ空軍の将軍で、ルクラサラニー容疑者はタイの元軍人であると話していたという。
司法当局は、4人がニューヨークで逮捕されたとき、どのようにして米国に来たのかについては説明していない。
AFP