
米海軍第7艦隊は13日、米原子力空母「エーブラハム・リンカーン」を中心とする空母打撃群が、日本海で海上自衛隊と合同訓練を実施していると明らかにした。「同盟国との定期的な訓練」と説明しており、北朝鮮をけん制する狙いとみられる。
第7艦隊は、合同訓練について「自由で開かれたインド太平洋の維持に向けた米国のコミットメント」を再確認するとともに、「2国間のパートナー関係の強さを示すことで、抑止力への信頼性を高めるものだ」と説明した。空中戦や海上阻止などを想定した作戦の訓練を行ったとされるが、空母が日本海で活動する期間などは明らかにしていない。
米空母が日本海に展開するのは2017年以来。北朝鮮は15日に故金日成主席生誕110年を迎える。18年に爆破した北東部の豊渓里核実験場の復旧とみられる動きも確認され、追加のミサイル発射や核実験再開に踏み切るのではと警戒が強まっている。
時事通信