




アラブニュース・ジャパン
東京:労働組合や平和運動に携わるおよそ2300人が「さよなら原発」をスローガンに東京スカイツリー周辺でデモを行い、すべての原子力と武器を放棄するよう呼び掛けた。
建設、ガス、輸送業界の社員らも、ウクライナのザポリージャ原発やチェルノブイリ原発に戦争が及ぼす影響について懸念を表明した。活動家たちは、大規模な核戦争への懸念を訴えた。
福島県の団体は集会で、2011年に起きた原発事故の記憶を持ち続けると述べた。 ある参加者は、「福島の子どもたちは、放射線の影響による甲状腺がんを発症しはじめている」と語った。
デモ行進に先立ち知識人たちは、安倍元首相が最近提起した日本が米国の核兵器を保有することを可能にする核シェアリングを拒否し続けるよう日本政府に求めた。一方、岸田現首相は「持たず、つくらず、持ち込ませず」の非核三原則を堅持すると約束した。
第二次大戦末期の米国による広島、長崎への原爆投下、ビキニ環礁での核実験、福島原発事故による放射線災害などの苦悩の記憶から、日本の国民は原子力リスクに敏感であり、大都市での反核デモが年間を通じ行われている。