ロンドン時事:岸田文雄首相とジョンソン英首相が5日に英首相官邸で開かれた首脳会談で、福島県産のポップコーンを味わう場面があった。英政府は2011年の東京電力福島第1原発事故後に導入した福島県産などの食品の輸入規制を6月末までに解除する。
英官邸は会談後の声明で「ジョンソン首相は、英国が福島県産の食品に対する規制を間もなく解除することを喜んでいると述べた」と明らかにした。
ジョンソン首相@BorisJohnsonの温かい歓迎に感謝します。
— 岸田文雄 (@kishida230) May 6, 2022
この度、日英円滑化協定が大枠合意に至ったことは、大きな成果です。
また、ジョンソン首相から、6月末までに日本産食品の輸入規制を撤廃する予定との説明がありました。被災地の方々を勇気づけるものであり、心より歓迎します。 https://t.co/QoLDW9oO3R pic.twitter.com/YJClzhDB7X
英官邸が公開した写真によると、このポップコーンは福島市の「菱沼農園」の商品で、「もも蜜とココナッツ」味。同社のウェブサイトによると、この味を含むフルーツポップコーン4種セットで2820円(税込み)だという。岸田氏が持参した。
両首相は今年3月にベルギー・ブリュッセルで会談した際も福島県産のかりんとうを一緒に頬張った。この時はかりんとうを愛好しているというジョンソン氏が持参した。
ジョンソン氏が外相だった2017年には、福島県産の桃ジュースをおいしそうに飲む動画を河野太郎外相(当時)がツイッターで公開したこともある。
時事通信