
【ニューヨーク時事】日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告は30日(日本時間31日)、声明を発表し、「今レバノンにいる」と認めた上で、「司法からでなく、不当な処置や政治的迫害から逃れた」と主張した。
声明は「私はもう推定有罪で差別がはびこり、基本的人権が無視される不正な日本の司法制度の人質にはならない」と強調。日本の司法制度に関し、「国際法や条約に基づく日本の法的義務を明らかに無視している」と批判した。
さらに「メディアとようやく自由に連絡が取れる。来週から始めることを心待ちにしている」とも述べた。
Jiji Press