
東京:東京の裁判所は火曜日、逃亡中のカルロス・ゴーン元CEOの側近であった日産の元幹部グレッグ・ケリー被告に対する執行猶予6ヶ月の判決を支持した。
ゴーン被告の所得隠しを手伝ったとして起訴された68歳のアメリカ人であるケリー被告と検察は、2022年の判決に疑問を呈していたが、東京高裁は両被告の控訴を棄却した。
ケリー被告は2018年に日本でゴーン被告と同時に逮捕され、その勾留はビジネス界に衝撃を与えた。
フランス、レバノン、ブラジルの国籍を持つゴーン氏は、保釈中の翌年、音楽機器の箱に隠して国外に逃亡した。
約3年前の最初の判決後、ケリー被告は米国に帰国し、高等裁判所の審理には出席していないと喜田村 洋一はAFPに語った。
検察は当初、ケリー被告に懲役2年を求刑していた。ケリー被告は、ゴーン容疑者が91億円(現在の6000万ドル)の所得を過少申告するのを手助けしたとして起訴されたのだ。
2022年、ケリー氏は2010年から2016年の会計年度については無罪、2017年の会計年度については有罪となり、裁判所は3年間の執行猶予付きの実刑判決を言い渡した。
ゴーン氏はレバノンに逃亡し、現在も逃走中である。元自動車王は、公正な裁判を受けられないことを恐れて日本から逃亡したと語っている。
これとは別に、フランスの捜査当局は、ルノー・日産の子会社が発行した契約に関連して、会社資金の乱用やマネーロンダリングなどの疑いでゴーン容疑者に国際逮捕状を発行した。
12月、ホンダと経営難に陥っている日産は合併に向けた協議を開始することで合意したが、ゴーン容疑者はビデオリンクを通じて記者団に対し、日産が「パニックモード」に陥っていることを示した。
AFP