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サウディア、2026年までにエアバスA321neoを20機取得予定

従来の2クラス内部構成で180~220名の乗客を運ぶ機体は、新たなレベルの快適性を提供する。ロイター/ファイル
従来の2クラス内部構成で180~220名の乗客を運ぶ機体は、新たなレベルの快適性を提供する。ロイター/ファイル
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02 Aug 2023 11:08:05 GMT9
02 Aug 2023 11:08:05 GMT9

アラブニュース

リヤド:サウジアラビアの国営航空会社であるサウディアは、高まる需要への対応策の一環として、燃費効率が高いエアバスA321neoを2026年までに20機追加する予定だ。

A321neoは、世界で最も幅広く使用されているシングルアイル(単通路)旅客機「A320ファミリー」の一種であり、従来の2クラス内部構成で180~220名の乗客を運ぶ。

2016年にグローバルサービスに参入したA320ファミリーは、燃費効率の高い新型エンジン、革新的キャビン、そして揚力によって生じる抗力を減少させる「シャークレット」という翼端の採用により、二酸化炭素を2,000万トン削減した。   

この機体がサウディアにとって魅力的だったのは、大幅に少ない燃料で飛行できる能力をもっている点だった。

サウディアのイブラヒム・コーシー最高経営責任者(CEO)は、「弊社は、可能な限り最高の顧客体験を提供し、サウジアラビアに世界をつなぐことを優先事項に掲げており、その約束を守るために、世界のトップメーカーから最新機体を購入し続けます」と語った。   

「弊社は、機体性能を常に改善し続けようとするエアバスを称賛します。同社の姿勢は、航空業界のサステナビリティ向上に貢献しつつ、可能な限り最高の顧客体験を提供したいサウディアの野心と一致しています」と、同氏は付け加えた。 

前世代の機体と比較すると、A320neoを運行させることにより、燃料消費量と二酸化炭素排出量を20%、騒音フットプリントを50%、機体メンテナンス費用を50%、1飛行あたりの運行費用を14%削減できる。

サウジアラビアとエアバスのパートナーシップは、サウジアラビアの航空戦略の目標に沿ったものであり、同国は顧客満足度向上、安全性向上、そして環境維持促進により、同セクターの市場リーダーとして地位を確立することを目標としている。 

この戦略はまた、2030年までに3億3,000万人の観光客をサウジアラビアに迎えるというサウディアの成長計画を支えるものでもある。   

サウディア航空の保有機体数は、ボーイングとエアバスのモデルも含み、2023年上半期には合計140機へと増加した。   

さらにサウディアは国際ネットワークを急拡大させたことにより、スカイトラックス社の「2023年度世界トップ航空会社リスト」でも23位となった。

フルサービス航空会社であるサウディアは、昨年の34位から11ランク上昇し、同地域で最も急成長した航空会社のひとつとなった。

7月に発表されたサウディアの業績報告書によれば、同社は国内線と国際線の両路線で1,370名以上の乗客を運び、2023年上半期には前年同期比で24%の伸びを記録している。

便数は6%増の85,400便、飛行時間は22%増の261,600時間となっている。

2023年上半期の国際線輸送客数は740万名に達しているが、これは52%増に相当する。

さらに、37,600便の国際線が運行されたが、これは30%の拡大を意味している。

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