
松野博一官房長官は10日の記者会見で、日本が国連安全保障理事会の非常任理事国に選出されたことを受け、「各国との緊密な意思疎通と丁寧な対話を通じ、安保理が所期の役割を果たすよう協力していく」と表明した。その上で、「実績を積むことで日本の常任理事国入りを含む安保理改革に弾みをつけていきたい」と語った。
松野氏はロシアによるウクライナ侵攻や北朝鮮の核・ミサイル開発に言及し、「安保理は有効に機能できていない現状にあり、試練の時と言える」と指摘。非常任理事国として「法の支配に基づく国際秩序の維持、強化を目指す」と強調した。
時事通信