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リヤド：サウジアラビアの政府系ファンドである公的投資基金（PIF）は、世界的に資産を拡大する計画を継続する中で、2022年第3四半期にメタとアルファベットへの出資比率ををさらに高めた。

最新の第3四半期のフォーム13Fによると、PIFはフェイスブックの親会社メタのA種株を約326万株保有しており、第1四半期末の41万8000株、第2四半期末の294万株から増えている。

また、PIFがグーグルの親会社アルファベットのA種株も21万3000株から第3四半期末の426万株にまで大幅に増やしている。

一方、米国を拠点とする電気自動車企業ハイゾン・モーターズの株は800万株以上減らしている。

アマゾン、アリババ、マイクロソフト、ペイパル、フェデックス、ホーム・デポ、セールスフォース、ビザ、ウォルマートなどの大手企業の株は第3四半期末の時点で同数で維持している。

PIFは世界最大級の政府系ファンドであり、政府系基金協会が4月に発表したデータによると、その資産価値は6200億ドルに上る。

PIFはサウジアラビアのここ数年の成長を背後で駆動しており、何十年も石油に依存してきた同国の経済の多角化が主な目的であるビジョン2030が定める目標を実現するうえで重要な役割を果たしている。

PIFのヤセル・アル・ルマイヤン総裁は10月、2020年代の終わりまでに同基金の資産を2～3兆ドルにまで増やす詳細な計画があることを明らかにした。

同総裁はThmanyahポッドキャストによるインタビューの中で次のように語った。「2025年までに1兆ドルに到達したい。今はおよそ7000億ドル以下だから、この規模の資産にするには4000億ドル近く必要だ」

「今から2030年までに1兆ドル、そして2～3兆ドルに到達するための完璧なプランがある。皇太子殿下もその達成を決意している」

これより前の9月には、PIFがニューヨークの事務所の従業員50人を採用することを計画しているとブルームバーグが伝えた。

ブルームバーグの報道によると、PIFは投資調査、法務、コンプライアンスなどの様々な部門の複数のポジションでスタッフを募集すると同時に、ニューヨーク事務所のチーフスタッフの採用も計画している。

PIFは世界的に拡大するだけでなく、地域でもその足跡を拡大している。10月には、サウジアラビアのハラール製造業の現地化を目的として「ハラール製品開発株式会社」を立ち上げた。

PIFは新会社の立ち上げ後、この会社はサウジアラビアがハラールの世界的ハブになることに貢献すると述べた。