
Diana Farah
ドバイ
日本はこの数年間、イスラム教徒の旅行市場に「積極的に」応えてきた、とCrescentRating(クレセントレーティング)とHalalTrip(ハラルトリップ)の創設者兼CEOであるFazal Bahardeen(ファザール・バハルディーン)氏はアラブニュースに語った。
バハルディーン氏によると、2018年には、主に東南アジアから日本に100万人近くのイスラム教徒が訪れた。中東からの旅行者は約25,000人だった。
「日本はここ数年、特にマレーシアとインドネシアのイスラム教徒の旅行市場を積極的に追求してきました。そして国中にさまざまなハラルレストランが出現しました」とバハルディーン氏は語り、多くの観光地に礼拝室や設備が作られたことを付け加えた。
「日本には実にユニークな文化や自然があります。イスラム教徒にとってより探索しやすいようになってきているので、日本はユニークなハラル観光地なのです」とシンガポールを拠点とする起業家は述べた。
日本や台湾といった旅行先は、ハラル観光地として「過去5年間、着実に」ランキングを上げたとバハルディーン氏は語った。
同氏によると、非常に多くの場所が次第にイスラム嫌いになりつつあるいま、日本はおそらく注目を浴びているという。「観光客にとって安全な国で、目に見えてイスラム教徒の人々が歓迎されていないという感じは受けません」と彼は語った。
国際エネルギー機関の元事務局長である田中伸男氏が最近アラブニュースに語ったことによると、日本はさらに多くのアジアのイスラム主流国との関係を促進することを計画しており、東京のモスクの数が増加しているという。
しかし、彼はこう語った。「東京ではなかなかおいしいハラルレストランが見つからないので、もっと増やさないといけませんね」