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グルテンフリーの日本食レストラン「KOBEYa」がドバイに2号店をオープン

UAEを拠点とするグルテンフリーの日本食レストラン「KOBEYa」がドバイに2号店をオープン。(ANJP写真)
UAEを拠点とするグルテンフリーの日本食レストラン「KOBEYa」がドバイに2号店をオープン。(ANJP写真)
UAEを拠点とするグルテンフリーの日本食レストラン「KOBEYa」のドバイ・マリーナのマリーナ・ゲート新店舗の店内。(ANJP写真)
UAEを拠点とするグルテンフリーの日本食レストラン「KOBEYa」のドバイ・マリーナのマリーナ・ゲート新店舗の店内。(ANJP写真)
UAEを拠点とするグルテンフリーの日本食レストラン「KOBEYa」のドバイ・マリーナのマリーナ・ゲート新店舗の店内。(ANJP写真)
UAEを拠点とするグルテンフリーの日本食レストラン「KOBEYa」のドバイ・マリーナのマリーナ・ゲート新店舗の店内。(ANJP写真)
UAEを拠点とするグルテンフリーの日本食レストラン「KOBEYa」のドバイ・マリーナのマリーナ・ゲート新店舗の店内。(ANJP写真)
UAEを拠点とするグルテンフリーの日本食レストラン「KOBEYa」のドバイ・マリーナのマリーナ・ゲート新店舗の店内。(ANJP写真)
ドバイ・マリーナのマリーナ・ゲートの「KOBEYa」新店舗の小売店部分。(ANJP写真)
ドバイ・マリーナのマリーナ・ゲートの「KOBEYa」新店舗の小売店部分。(ANJP写真)
ドバイ・マリーナのマリーナ・ゲートの「KOBEYa」新店舗の小売エリア。(ANJP写真)
ドバイ・マリーナのマリーナ・ゲートの「KOBEYa」新店舗の小売エリア。(ANJP写真)
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30 Jan 2022 04:01:33 GMT9
30 Jan 2022 04:01:33 GMT9

アラブニュース・ジャパン

日本食レストラン「KOBEYa」はアラブ首長国連邦(UAE)では、特別な食事制限がありグルテンフリー食が必要な人や健康的な選択を好む人たちに料理を提供している。同店は事業を拡張し、ドバイ・マリーナにあるマリーナ・ゲートに2号店を開店した。

金曜、KOBEYaの創生からのメンバーである林 礼子氏と、KOBEYaを傘下に有するUAE拠点の物流会社Middle East Fuji Group(ミドル・イースト・フジ・グループ)のCEO、サイード・アル・マリク氏が開店宣言を行った。

アラブニュース・ジャパンの取材に林氏は、2号店の開店を決意したのはグルテンフリーのレストランをUAEでさらに利用しやすくしたいという願いと、人々の多くの要望に沿った結果だと語った。

「アル・ワスル店では、アブダビ、シャルジャ、ラス・アル・カイマからといった様々な場所のお客様にご来店いただいています。その大多数はアラブ系です。マリーナ在住の多くのお客様から、このエリアに支店をオープンして欲しいというご要望をいただいてまいりました。また、マリーナには外国人居住者の方が大勢いらっしゃることより、UAEの様々なコミュニティで認知度を高めたいと考えました」と、同氏は述べた。

「マリーナ店のオープンで多くのお客様に喜んでいただき、開店以来、満員御礼が続いています。この支店がアル・ワスル店と違っているのは、ドバイ・ハーバーやマリーナのスカイラインの景色を楽しめることです」と、同氏は付け加えた。

グルテンは醤油、植物デンプン、食用酢、サラダドレッシングのようなありふれた食材に含有されており、グルテン過敏症やセリアック病のためグルテンを避けている人々は外食を楽しめないことが多い。メニューを拡大してグルテンフリーの選択肢を追加するレストランもあるが、KOBEYaはグルテンフリーのメニューを専門に扱っていることが特徴で、ベジタリアン、ヴィーガン、ノン・ベジタリアン、乳糖フリーのメニューが50種類以上あり、日本の神戸牛を使った特製バーガーや、肉が使われていない豆腐バーガー、アジア風炒め物、デザートなどもある。

「Middle East Fuji Groupが全ての材料を輸入しており、当店の神戸牛や和牛は日本から直輸入されたものです。また当店では、米をご提供いただいている日本の新潟県の農家と直接の取引もしております。これによって高品質な材料を確実に入手できるようにしています」と、林氏は語った。

同レストランのビジョンに沿って、KOBEYaはドバイの日本人学校の5年生向けのプロジェクトに協力した。生徒たちはUAEの人々の食文化を学習し、イスラム法に準拠した「ハラール」食品の考え方を学んだ。

またプロジェクトでは、生徒たちは、日本とUAE両地域の食材を組み込んだレシピを作成し、UAEの市場に日本食を取り入れる方法を探った。その間KOBEYaは生徒たちと共に料理と試食のテストを行い、生徒たちから提供されたアイディアやレシピを取り入れたメニューを開発した。

「プロジェクトは食と文化を学ぶことに焦点が当てられていました。このことが人々の生活を理解するために役立つと考えます。なぜなら食は、伝統、天候、地理、さらには歴史などといった様々な面に関連することが多いからです。プロジェクトは日本食を現地の人々に紹介することも狙いとされていました」と、林氏は語った。

林氏によると、生徒たちの間で人気のあったアイディアは弁当を作ることだったという。食材を個別に収納できるように複数の区画に分かれた容器が入っており、必要な食品群を全て含めたバランスの取れた栄養のある料理を作るのである。

生徒たちが選んだのは梅干しでマリネしたチキン唐揚げをメインとしてKOBEYaの新潟米を横に添えたものだった。

この弁当は「DJS(ドバイ日本人学校:訳注) Bento Box」と名づけられ、キャンペーン期間中に販売された。この弁当は成功し、人々から好評を得ることができた。これを受けてKOBEYaはこの弁当を同レストランの定番の商品として取り入れることにした。

このプロジェクトに加え、KOBEYaは子供向けのヘルシーなランチボックスを作る料理教室も提供しているほか、グルテン、乳製品、乳糖、ナッツ類を含まない製品や、日本、タイ、極東、ヨーロッパ産のフルーツや健康的な製品を販売している。

生徒主体のプロジェクトは同レストランの多様性ある提供活動の一環である。グルテンフリー食品を特別な食事制限が必要な人たちだけなく、ヘルシーなメニューを求めている人たちにも広め、食事体験を存分に満喫できる他では味わえないメニューを提供し続ける。KOBEYaのビジョンは今後も広がっていくだろう。

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