
アラブニュース・ジャパン
東京: 日本の地震震度階級(10階級で8)で震度6弱の地震が、6月19日に、北陸地方の珠洲市で発生し、その後も余震活動が続いている。
これにより、この地域の学校は、児童を危険から避けるため、地震対策の見直しを開始した。
北陸放送によると、珠洲市の飯田小学校および正院学校は、先月の地震で被害を受けたが、児童は落ち着いていた、という。
珠洲市教育委員会事務局・太佐信一郎参事によると、「自分の安全を守るために机の下に隠れるなどして、各学校のマニュアルに従って避難行動を取ったと聞いている。子供たちは避難訓練などを行っていたので、スムーズに避難することができた」という。
正院学校は、地震発生時に何をすべきかを考えるために、児童および学校職員に避難訓練を行っている。
「学校のすぐ隣に海がある正院小学校では、地震の後に訪れる津波にも警戒が必要」と太佐氏は述べた。児童は、市の津波避難場所である殿山という学校のすぐ裏にある丘に避難するようになっている。「避難の方法は、学校によっても異なり、その学校のある地形に合わせた避難経路を設定している」とも、太佐氏は付け加えた。
珠洲市教育委員会によると、避難手順の中には、2011年に発生した東日本大震災の間、不幸にも不適切であることが証明された避難手順もあったので、マニュアルを更新し、避難手順を確認するのが重要である、としている。東日本大震災では、安全な場所だと信じていた地域に避難した後、死亡した人々がたくさんいた。
それ以来、津波および地震予防対策が整備され、地震安全対策に関して、市民を指導することに重点が置かれた。