
文部科学省は19日、2021年度の文部科学白書を公表した。東京五輪・パラリンピックについて、新型コロナウイルスの影響で大会史上初の延期となったが、「徹底した感染症対策に取り組み、混乱やクラスター(集団感染)を発生させずに開催できたことで、世界中から『日本だからこそ開催できた』と高い評価を受けた」と総括した。
五輪の理念の一つである東日本大震災からの復興に関しては、競技の一部や聖火リレーを被災地で行ったことを挙げ、「コロナの収束後、世界から被災地を訪れてもらえるよう、今後も魅力発信を進める」と明記した。
このほか、コロナ禍での学校現場の取り組みも特集。タブレット端末を使った児童生徒の学習について、「登校できない場合は端末を持ち帰り、学びを止めないようにすることが重要だ」と指摘した。
時事通信