
ファイサル J. アッバース&アリ・イタニ
リヤド---- 日本はイランの地域的緊迫状態の緩和で、サウジアラビア、UAE、オマーンと大筋の合意に達していると、東京の外務省スポークスマンが土曜日にアラブニュースに語った。
「イランの思考過程がどのようなものかを判断するのは当然、困難ですが、私たちはひたすら努力を続けなけれないけないと思います」と大鷹正人外務報道・広報官が述べた。
「日本が考え方の似た国々と意見交換することが有益な時だと思います。そして、現状において情報や意見の交換をしたいと望む重要な国々の中に、サウジアラビア、UAE、オマーンがあります。」
日本の安倍晋三首相が中東訪問のためにリヤドに到着した時に、アラブニュース主任編集者であるファイサル J. アッバースが大鷹にインタビューをした。金曜日にスルタン・カブース国王が逝去したが、オマーンの訪問は計画通りに進むだろうと大鷹は話した。
「王族には、私たちが考慮すべき独自のつながりがあり、理屈の上では私たちは、誰が日本を代表して公式に追悼の意を表するかを日本で話し合わなければいけません」と述べた。
日本はサウジ・ビジョン2030の遂行を支援するという役割を見出している。「私たちにできることはたくさんあります」と大鷹は話した。「これはきっと、首相の当地訪問期間の重要な話題の一つになるでしょう。」
安倍首相とモハメド・ビン・サルマンサウジ皇太子は「非常に親しい間柄です。むしろ、益々その距離は縮まっています。今回のこの訪問によって、私たちは、両指導者の親しい関係がさらに良好になると望んでいます。」
さらに広範囲の話題を扱ったインタビューで、大鷹は、日本が湾岸に向けて艦艇をおくる計画や、イランのミサイルによるウクライナ旅客機撃墜の悲劇についても話した。
大鷹によれば、日本の海洋資産の展開は正しい理解を得る必要がある。「これは情報収集や同地域における将来的な日本の防衛の役割に関わるものになるでしょう。ですから、これ自体は、直接的に、皆さんが同地域の監視活動と見なすであろうものにはなりません。」
テヘラン近郊のウクライナ航空機の撃墜では、乗客176名全員が死亡し、イランは3日間、否定していたものの、土曜日に自国のミサイルであることを認めた。大鷹は、「とても不幸な状況でした。こんなことが起きてしまい、とても残念です」と語った。 「私たちは、イラン側が、何が起きたのかを正確に明らかにすること、また、将来に向けて、同じことを繰り返さないよう、いくつもの対策をとることを願っています。」
「私たちは . . . アメリカと非常に緊密に連絡を取っていますが、イランとも緊密に連絡を取っています。このことで外交上の役割を果たすことができ、この姿勢は今後も続いていくと思います。」