
アラブニュース・ジャパン
ドバイ:日本の髙木啓外務大臣政務官が、2022年11月1日から4日まで、イラク共和国の首都バグダッドと南部バスラ県を訪問した。
2022年11月2日、髙木政務官は、4年ぶりの開催となる第46回バグダッド国際見本市に参加し、日本パビリオンで「ジャパン・デー」の開会挨拶とテープカットを行った。
「ジャパン・デー」には、イラクのアスィール・ダーウド貿易大臣、フマーム・アハメド・アブドゥルジャッバール国際見本市公社総裁など、イラクからの来賓が多数出席した。
髙木政務官はイラクのムハンマド・アル・スダニ首相と会談し、友好な二国間関係や地域情勢について意見交換を行った。
会談で髙木政務官は、昨年10月の国民議会選挙から約1年で、イラクが困難な政治状況を乗り越え、新政権を樹立したことを歓迎すると伝えた。
また、新政権が中東地域の安定とイラクの経済改革を進める上で重要な役割を果たすことを期待すると述べた。
また、アル・スダニ首相は、長年に渡る日本からの支援に感謝の意を表し、新政権がイラクの安定・安全を強化し、経済改革を推し進めると強調した。
髙木政務官は、イラクのオマル・アル・バルザンジ-外務省事務・技術・法務次官と会談し、日本とイラクの二国間関係、協力関係について意見を交わした。
2022年11月3日、髙木政務官はイラク南部のバスラ県を訪問した。「ハルサ火力発電所改修計画」や「バスラ上水道整備計画」の完工式典に出席した。これらは日本のイラク支援のための象徴的な円借款事業である。
髙木政務官は、日本の支援はイラクの人々の生活を向上させることに貢献し続けていると強調し、また、両国の関係者の尽力に敬意を表した。イラクのジアード・ファーデル電力大臣はハルサ火力発電所の完工式典に参加し、電力の安定供給に対する日本の支援に感謝の意を表した。
また、髙木政務官はダルガーム・アブドゥルワーヒド・バスラ県第二副知事主催の夕食会に出席し、バスラ県における日本企業の活動について意見交換を行った。
松本太駐イラク日本大使は髙木政務官一行に加わった。
I met again Mr. Hayan Abdulghani, Oil Minister, in #Basra with Mr. Takagi, Vice Minister for Foreign Affairs, after a very fruitful meeting with the Minister of Oil in Baghdad only a few days ago. We explained the progress on our huge project of Basra Refinery! pic.twitter.com/xM1IeDqOWZ
— Futoshi Matsumoto 🇯🇵🇮🇶 (@JAPANAmbIRAQ) November 6, 2022