ジャカルタ時事:4日午前2時45分(日本時間同日午前4時45分)ごろ、インドネシアのジャワ島にあるスメル山(3676メートル)で大規模な噴火が発生した。
インドネシア政府は警戒レベルを最高の「4」とし、警戒を呼び掛けた。
90人以上が避難したが、死者やけが人は確認されていない。
日本の気象庁は一時、沖縄県宮古島・八重山地方にも津波が到達する恐れがあると公表、警戒を続けていた。
しかし、日本時間4日午後6時の時点で「この地震による日本への津波の影響はない」と宣言した。
地元の報道によれば、噴煙の高さは約1500メートル。
国家災害対策庁は、山頂から半径約5キロ以内に近づかないよう住民らに求めた。
溶岩が流れて来る可能性があるとして、川岸からも500メートル以上離れるよう注意を促した。
スメル山はジャワ島で標高が最も高い山で、ちょうど1年前の昨年12月4日にも噴火。
噴煙が麓の集落を襲い50人以上が死亡、数千人が避難を強いられた。
時事通信