



アラブニュース・ジャパン
東京:12月14日水曜日午前8時、渋谷区の美竹公園内において準備工事などを実施するためとして、区の職員や複数の企業の警備員など100人余りがホームレス6人のテントや荷物を取り囲んで立ち退かせた。
地域のキッチンボランティアたちは土曜日の夜に到着し、100人ほどの貧しい人々のために食事を提供してきた道具を片付けた。公園は暴動が差し迫っているかのように、高く白い柵とヘルメットをかぶった警備員に囲まれた。
ホームレスを支援する団体「のじれん」のボランティアはアラブニュースに、ホームレスが真冬にテントから追い出されていると語り、ショックを隠せない様子だった。
また「ねる会議」のボランティアによると、6人の立ち退き費用や警備員の残業代などとして、渋谷区役所は非常事態の基金から多額の予算を計上したという。
日が暮れて公園に戻ってきたホームレスの1人は、区役所の職員にサインをさせられ、私物を回収することが許された。
ボランティアやホームレスは、ヘルメットをかぶった約20人の警備員に囲まれながら、美竹公園から300メートル離れた別の公園に持ち物を持って集まり、今後の場所を決めた。