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「偵察衛星」開発へ重要試験=来年4月までに1号機準備―北朝鮮

北朝鮮は偵察衛星の開発として、2月27日と3月5日にも大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した。(AFP)
北朝鮮は偵察衛星の開発として、2月27日と3月5日にも大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した。(AFP)
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19 Dec 2022 04:12:51 GMT9
19 Dec 2022 04:12:51 GMT9

ソウル時事:北朝鮮の国家宇宙開発局は、北西部・東倉里の「西海衛星発射場」で、偵察衛星の開発に向けた最終段階の重要試験を18日に行ったと発表した。2023年4月までに軍事偵察衛星1号機の準備を終えると主張した。朝鮮中央通信が19日報じた。北朝鮮が18日、日本海に発射した準中距離弾道ミサイル2発を指すとみられる。

北朝鮮は今回の試験で衛星から撮ったとする写真も公開。韓国の聯合ニュースによると、写っていた場所はソウルとソウル近郊の仁川港だった。

朝鮮中央通信によると、撮影機などの衛星に組み込む試験機材を「運搬体(ロケット)」に搭載。高度500キロまで高角度で発射した後、宇宙環境で試験を行ったという。国家宇宙開発局は、試験を通じて衛星画像の撮影とデータの処理や伝送、地上の管制システムによる追跡や制御などの技術的指標を達成したと説明。「重要な成果で、偵察衛星打ち上げの最終関門の工程をクリアした」と強調した。 

北朝鮮は偵察衛星の開発として、2月27日と3月5日にも大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射した。金正恩朝鮮労働党総書記は3月、偵察衛星の目的が日米韓の軍事行動情報の即時把握にあると述べた。

時事通信

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