
政府は27日の閣議で、ウクライナへの侵攻を続けるロシアに対して、催涙ガスやロボットなどロシア軍の能力強化に利用される可能性がある製品の輸出禁止措置を柱とする追加の経済制裁を決めた。木原誠二官房副長官が閣議後の記者会見で発表した。
制裁には、ロシア政府の閣僚やロシアの富豪スレイマン・ケリモフ氏の家族、ウクライナ東・南部の親ロシア派勢力関係者など36人と3団体の資産凍結や、モスクワ航空大など49団体への輸出禁止措置も盛り込まれた。
木原氏は会見で「引き続きG7(先進7カ国)をはじめとする国際社会と連携し、対ロ制裁、ウクライナ支援を強力に推進する」と語った。
時事通信