
林芳正外相が18日に韓国の朴振外相と会談する方向で調整していることが分かった。政府関係者が13日、明らかにした。
懸案の元徴用工問題解決に向け、韓国政府は先月、韓国の財団が被告の日本企業の賠償を肩代わりする案を公表。林氏は韓国側の検討状況について説明を受け、日本側に求める「前向きな呼応」に関しても意見交換するとみられる。
両外相の対面会談は昨年9月の米ニューヨーク以来で、17日にドイツ南部で始まるミュンヘン安全保障会議に出席するのに合わせて行う。
徴用工問題に関し、日韓は外務省局長による協議の開催頻度を上げており、13日には外務次官会談もワシントンで実施。両外相は解決を目指し、「緊密な意思疎通」を続ける方針を確認する。
ミュンヘンでは先進7カ国(G7)外相会合も開かれる見通し。今年の議長国として日本がG7外相会合を開くのは初めてで、対ロシア制裁やウクライナ支援の継続・強化について意見を交わす。
ウクライナ侵攻から1年になる24日にG7首脳のオンライン会議を開くことも検討しており、林氏はこれを前に結束を確認したい考えだ
時事通信