ローマ: 国連の食糧援助機関は火曜日、援助隊がガザ国境でイスラエル軍に追い返され、その後 “絶望的な人々 “によって略奪されたと発表した。
世界食糧計画(WFP)によると、14台のトラックによる食糧輸送団は、イスラエル軍に追い返されるまでの3時間、ワディ・ガザ検問所で待機していた。
これは、2月20日に世界食糧計画(WFP)がガザ北部への食糧輸送を中止して以来、初めて試みられたものである。
当時、同機関はガザ北部の状況を「市民秩序の崩壊による完全な混乱と暴力」と表現した。
火曜日の事件では、トラックが迂回した後、「食料を略奪する絶望的な人々の大群衆」によって止められ、約200トンが奪われたとWFPは声明で述べた。
WFPは、ガザ北部に食糧を運ぶあらゆる方法を模索しているが、飢饉を避けるために必要な大量の食糧を運ぶには道路しかないと述べた。
火曜日にヨルダンの空軍と共同で行われた空輸では、2万人分に相当する6トンの食料が投下されたという。
「空輸は最後の手段であり、飢饉を回避することはできない。絶望的な状況にある50万人分の食糧を届けるには、ガザ北部への入口が必要です」と、同機関のカール・スカウ副事務局長は述べた。
スカウ副事務局長は先週、国連安全保障理事会で、このまま状況が変わらなければ、ガザ北部で飢饉が間近に迫っていると述べた。
国連は、ガザの人口の大部分を占める220万人が飢饉に瀕していると推定している。
火曜日、WFPは、北部では飢餓が「壊滅的なレベル」に達していると述べた。
「子どもたちは飢餓に関連した病気で死亡し、深刻な栄養失調に苦しんでいます」とWFPは述べ、北部を含むガザへの入域ポイントを増やすよう求めた。
そして、停戦が緊急に必要だと述べた。
イスラエルとハマスの戦争が始まって以来、ガザは食糧危機に陥っており、外部からの援助は厳しく制限されている。
AFP