


東京: パレスチナは近年、隣国との戦争のみならずパンデミックとも闘わなければならなかったが、その間も特に日本と連携しつつ強力な観光プログラムを開発し続けてきた。
日本は、世界最大のモザイクであるヒシャム宮殿のモザイクの床を覆うキャノピーを建設するなど、いくつかの観光プロジェクトでパレスチナを支援してきたのだ。
パレスチナのルラ・マアヤ観光大臣は先週、パレスチナの様々な観光団体を代表する14人の代表団と共に東京を訪問。日本の関係者と面会し、東京で開催された観光促進会議のセッションに参加した。
この会議には、ワリード・シアム駐日パレスチナ大使をはじめ、多くの日本の旅行・観光代理店、メディア関係者、日本旅行代理店協会の代表、数多くのオフィシャルゲストやヨルダン大使、エジプト大使らも出席した。
また、ホーリー ランド観光協会、アル ワフィーダ、パレスチナホテル協会、代替観光機関ネットワークからパレスチナの民間観光部門を代表する代表団も参加。
マアヤ大臣は、世界中から観光客を惹きつける重要なポイント、パレスチナの歴史的、宗教的、考古学的価値や、自然の魅力について語り、 日本の旅行代理店がパレスチナへの観光旅行について知りたいことを熱心に提供していた。
またシアム駐日大使は、日本とパレスチナの歴史的な関係や、パレスチナへ観光してその生活を知ることへの日本人の関心について言及した。また、観光局を通してパレスチナのホテルや都市に滞在することがパレスチナの経済に及ぼす効果についても話した。
インバウンド観光協会の会長であるマイケル・アワド氏とオルタナティブ・ツーリズムの代表であるラミ・カシス氏は、観光産業の実態や構成について、そしてパレスチナの観光関連機関が提供できるプログラムや活動についてのプレゼンテーションを行った。
会議の傍ら、マアヤ大臣は日本旅行業協会の志村正理事長と面会し、パレスチナ観光の実態及び観光局が追求する観光パターンとプログラムについての図を見せて説明し、1,100名もの日本の観光局の会員に、パレスチナ観光の魅力とその独自の可能性を紹介することの重要性を強調した。