
宮内庁は13日、英ロンドンで5月6日に行われるチャールズ国王の戴冠式に、皇嗣の立場である秋篠宮さまがご夫妻で出席される方向で準備すると発表した。天皇、皇后両陛下とも相談して決めたといい、英国からの正式な招待状を受けて、閣議了解で決定する。
同庁などによると、英国政府から2月末、現地の日本大使館に「元首またはその代理」の参列を求める通知があった。これまで外国王室の即位関連儀式には天皇ではなく皇太子が出席していたことや、両陛下はエリザベス女王から国賓として招待を受けており、同国訪問が見込まれることを踏まえた。
1953年のエリザベス女王の戴冠式には、昭和天皇の名代として皇太子だった上皇さまが参列。昨年9月の女王の国葬には、両陛下が出席した。
時事通信