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日経株価が一時8ヶ月ぶりの高値、半導体投資が材料。鉄鋼株は下落
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25 Apr 2023 05:04:10 GMT9
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日本の株価は小幅上昇した。日経平均株価指数は一時、8ヶ月ぶりの高値を付けた。電気・電子メーカーの好調な業績見通しや、半導体製造に対する政府の補助金拡大が主な買い材料となった。
後場に入ると、中国の需要が後退の兆しを見せる中で鉄鋼メーカー株が足を引っ張り、株価は勢いを失った。
日経指数は0.09%高の28,620.07で終了し、2日連続の上昇となった。取引開始直後には0.75%急伸し、2022年8月19日以来の高値となる28,806.69を付けた。より幅広い銘柄が対称のTOPIX指数は0.24%高の2,042.15で終了した。
三菱電機は自動車用オーディオ事業分社化の発表を受けて3.28%値上がりし、日経指数の上昇を牽引した。モーター製造のニデックは、通年利益の楽観的な見通しによって値を上げたが、月曜に発表した四半期純損失が重しとなり0.92%の上昇にとどまった。
「同社（ニデック）は営業利益のV字回復予想を発表している」と、野村證券のストラテジスト、神谷和男氏は述べた。「今日の市場はそれらの業績を材料視しているようだ」
今週は、Amazon.com Incや、Googleを運営するAlphabet Incなど、米国主要企業の決算報告が相次ぐ中、テック株に注目が集まっている。
北海道に最新鋭工場を建設予定の半導体メーカー、ラピダスに対し、日本が追加補助金を供給する予定であると、西村康稔経産大臣が述べたことから、半導体株が買われた。
半導体機器大手の東京エレクトロンが0.20％高、試験装置メーカーのアドバンテストも1.02％上昇した。
住宅メーカーの大和ハウスは、今年度末の利益予想を上方修正したことから、2.68％の急伸となった。
日経指数の値上がり銘柄は107社、値下がり銘柄は111社だった。東京証券取引所の33業種のうち、値上がり幅のトップは証券業の1.57％、最も値下がりしたのは鉄鋼業だった。
新日本製鉄は3.8％の下落、神戸製鋼所も3％の下落となり、日経指数の足を引っ張った。鉄鉱石と鉄鋼の指標価格は月曜に、11月以来の低水準まで落ち込んでいる。
ロイター
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