
ニューヨーク時事: 国連は18日、北朝鮮問題を協議する安保理緊急会合を20日午前10時(日本時間午後11時)から開くと発表した。北朝鮮が16日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)を発射したことを受け、日米などが開催を要請していた。
北朝鮮による弾道ミサイル発射は、2006年以降に採択された対北朝鮮安保理決議で禁じられている。17年12月採択の決議は、北朝鮮のICBM発射には「石油の輸出をさらに制限」して対応すると明記しているが、中国やロシアが制裁に反対し、安保理として一致した行動が取れていない。
また、グテレス事務総長は17日、報道官を通じ「北朝鮮による(16日の)ICBM発射を強く非難する」との声明を出した。
北朝鮮外務省の金先敬国際機構担当次官は19日に談話を出し、グテレス氏の声明について「全面的に排撃する」と主張した。安保理緊急会合の開催に「米国と追従勢力の不純な試みだ」と反発した。
時事通信