
林芳正外相は31日の記者会見で、4月1~2日の日程で中国を訪問し、秦剛国務委員兼外相と会談すると発表した。日本の外相の訪中は約3年3カ月ぶり。中国当局による邦人拘束や東京電力福島第1原発から出る処理水の海洋放出に関し、日本の立場を伝える考えを示した。
林氏は「主張すべきは主張し、責任ある行動を求めつつ、共通の課題については協力する建設的かつ安定的な関係を構築する重要性が増している。率直な突っ込んだ意見交換を行う」と語った。
林氏は同3~6日にベルギーのブリュッセルを訪問することも発表。北大西洋条約機構(NATO)外相会合などに出席する。
時事通信