東京:米国による広島への原爆投下当時11歳だった被爆者の山田玲子さんは土曜、原爆生存者が経験した痛みと恐怖を語り継ぐために東京都心で講演を行った。
1945 年 8 月 6 日、たった 1 度の原爆投下で 140,000 人以上が死亡した。山田さんは爆心地から2.5キロのところに住んでいたが、犠牲者の遺体が学校でどのように火葬されたか、子供たちが芋掘りの際に人骨を見つけたことなどを語った。また、彼女の家族にも放射能を浴びた人がいたとも述べた。
東京都板橋区行われた講演で、山田さんは核兵器のない世界への願いを語った。彼女は、広島でのG7サミットで平和資料館を訪れた核保有国3カ国の首脳に対し、核兵器廃絶に関する合意を履行するよう求めた。
山田さんはマーシャル諸島とビキニ環礁でのキャッスル・ブラボー原爆核実験をきっかけに反核兵器活動家として活動を始め、アメリカンスクールで被爆体験を講演したり、広島への原爆投下を許可したトゥルーマン大統領の孫に面会したりもした。
G7サミットが広島で開催される中、山田さんの証言は、将来繰り返してはならない過去の恐ろしい事件を強く思い出させるものとなっている。