韓国警察は、航空機が26日、大邱市へ着陸する直前に乗客がドアを開けたとのアシアナ航空の報告を受けて調査を開始した。
エアバスA321機は、済州島を出発した1時間後の午後12時40分(グリニッジ標準時午前3時40分)頃に大邱空港に着陸したことが空港のフライトスケジュールから分かっている。
この事件で負傷者は出ていないが、9人が呼吸困難のために近くの病院へ搬送された、と大邱市消防署職員は述べた。
済州教育局によると、病院に運ばれた人々のうち8人は済州島の児童だった。
当局は、非常口列の近くに座っていた乗客に取り調べを行っているとアシアナ航空の関係者が語った。
「警察は、非常口の近くに座っていた乗客がドアレバーに触れたと言ったことを受け、事件を調査しています」と関係者の1人は述べた。
非常口ドアの隣に座っていた男性乗客がカバーを開けてレバーを引き、地上200メートル(656フィート)でドアが開いたとき、飛行機は着陸まで2〜3分というタイミングだった、とアシアナ航空の広報担当者は述べた。
同広報担当者は、飛行機が着陸しようとしていたために、機内にいた全員がシートベルトを締めて着席していたと付け加えた。
ロイター