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候補生の実家を捜索＝小銃発砲３人死傷―陸自
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19 Jun 2023 02:06:16 GMT9
19 Jun 2023 02:06:16 GMT9
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陸上自衛隊日野基本射撃場（岐阜市）で３人が死傷した小銃発砲事件で、陸自警務隊は１９日午前、岐阜県内にある自衛官候補生の男（１８）＝殺人容疑で送検＝の実家を家宅捜索した。４月に入隊するまで生活しており、警務隊が事件の動機につながるものがないか調べたとみられる。
実家は２階建ての一軒家で午前７時半ごろ、捜査員約１０人が捜索に入った。親族とみられる男性らの立ち会いの下、約３時間後に終了し、押収品が入っているとみられる段ボール箱やプラスチックケースをワゴン車に運び込んだ。捜索中はマスクや白い手袋を着用し、家の外から写真を撮影する姿も見られた。
事件は１４日午前９時１０分ごろ起きた。関係者によると、候補生の男は実弾射撃訓練が始まった直後、無断で弾倉を装填（そうてん）し、制止しようとした八代航佑３等陸曹（２５）に１発を発射した。さらに菊松安親１等陸曹（５２）に近づいて発砲。そばにいた別の３曹（２５）の太ももを撃った後、再び菊松１曹に１発発砲したという。
男は発砲直前に周囲に「動くな」と叫んだほか、その場で取り押さえられた際も数発発砲し、一部の弾が壁に当たった。
胸などに被弾した菊松１曹と、脇腹を撃たれた八代３曹は搬送先の病院で死亡した。男は八代３曹に対する殺人未遂容疑で現行犯逮捕された際、「止められそうになったから撃った。殺すつもりはなかった」などと供述したという。
男は訓練中、隊員に注意されたことはあったが、不満などは述べておらず、警務隊が詳しい経緯を捜査している。
時事通信
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