
リヤド:サウジアラビア輸出入銀行が日本のみずほ銀行と覚書を交わしたと、サウジ通信が25日に報じた。
この覚書は、サウジ・日本間の貿易・投資関係を強化するため、ジェッダで開催された両国間の円卓会議の中で締結された。
サウジ輸出入銀行のサード・ビン・アブドルアジーズ・アルハルブCEOとみずほ証券の今井誠司取締役会長が調印に出席した。
この覚書は、サウジアラビアの商品やサービスの輸出を含む、貿易機会と雇用の見通しを高めるための協力を促進することを目的としている。また、この覚書により、輸出信用政策や手続きに関する知識や情報の交換、新製品開発のための構想の立ち上げに関するアイデアの交換も可能となる。
アルハルブ氏は、今回の覚書締結は、サウジアラビアの非石油輸出の成長と多様化を支援し、競争力を高めるための国際的パートナーシップの形成における、サウジ輸出入銀行の役割を反映したものであると述べた。また、みずほ銀行のスキルと国際関係の広範なネットワークを称賛した。
サウジ輸出入銀行は、ビジョン2030の実現に向け、資金不足を補い、輸出企業が直面するリスクを最小限に抑えることで、国際市場におけるサウジの非石油輸出を支援することを目指している。